頭の中にゲラゲラ笑う悪魔が住み着いてしまって一時も心休まりません、春風です。
こいつはだいたい締切がやばかったり、やるべき事をやらないまま寝ようとしたりすると(つまり締切を破っているんですが)ドアを開けるんです。
もっとも最近じゃ私の方もその存在に慣れてしまっていくらかは無視できるようになったのですが。
じゃあ今日は借りたCDの話でも。
TUTAYAがCDアルバム四枚千円キャンペーンをしていたので、ちらっと寄っていくつか借りてきました。
『夢助』(忌野清志郎)
「誇り高く生きよう」から始まる清志郎のアルバム。
三曲目「激しい雨」の中で繰り返されるフレーズ「RC サクセションがきこえる」は彼自身の青春の賛歌であり、夢をみることをやめない若者のための歌詞でもある。
『GOD』(忌野清志郎)
KINGを超え神になった男。
若手のアーティストのアルバムが20分た30分で終わってしまうのと比べると彼のアルバムはどれも一時間程度とボリュームがあって嬉しい。
『おどる亀ヤプシ+ハヴァナナイスデー』(ユニコーン)
ジャングルを思わせる曲、「初恋」から始まるユニコーンのヒットアルバム。
もともと「~亀」と「ハヴァナ」で二枚のアルバムに分かれて発売されていたが、一つにまとめて発売し直した。後半の曲はいかにもユニコーンらしい力の抜けたでたらめな曲が多いが、前半は趣が違って実験的な曲が多く見られる。
特に「俺の走り」は何にも似ていない印象的な曲で深く記憶に残る。
「うぁああぁああああああああああ!!女なんてえええええぇぇぇえええ!!!!!」
『ハイファイ新書』(相対性理論)
イカれた歌詞とさみしげなボーカルの声で一躍人気を馳せた新進バンド(たぶん)。
松本次郎やジョージ朝倉のマンガを思わせる「地獄先生」(鬼の手は関係なく、教師に恋をした女子高生の歌である)、「フジカラーで写す」の歌詞が特徴的な切ない幽霊の歌「ふしぎデカルト」の二曲が特に好みだった。
『炭酸水』(フーバーオーバー)
携帯電話のメモに「 炭酸水 フーバーオーバー 」とだけ書かれていて最初「炭酸水」というバンドなのかと勘違いした。一体どこでこの曲を聞いたのかちっとも思い出せないでいる。
JUDY AND MARYを少しだけ今風にしたようなバンドで感性が98年~02年頃で止まってしまった私のような人間に取って非常に好感が持てる。
人によってはやや軽すぎると感じるかもしれないが、とにかく私に取っては調度良かった。
しかし今風のバンドなのでアルバムが21分である。
あ、でもTHE BEATLESもそれくらいだったか。もっとも当時はレコードやCDの限界もあったんだろうけど。
『Neko jump』(Neko jump)
アニメ『あにゃまる探偵 キルミンずぅ』のOPとED、同じメロディーを日本語で歌った別バージョン、カラオケバージョンを収録したマキシシングル。
初めて聞いたときは中国語かと思ったが、タイの双子デュオが歌うタイ語の曲である。ところどころに日本語のフレーズが入るのが最近の向こうの流行だそうだ。もっともこの曲は日本向けに作られているが。
タイ語の曲の方は歌詞もかなりエキゾチックでまるで南国の島唄をアレンジしたようだ。
「
夢のなかでヘビを見られたら許嫁に会えるんだって でもわたしの夢には大きなカニばかり」
日本語版ではいくらか変えられてしまっていて普通のJPOPになってしまっているのが残念。
余談だがTUTAYAでの扱いはシングルと同じなのでレンタル代がやや安い。
そういえば奥瀬サキの名作『コックリさんが通る』の巻末に「CDを1枚買うことによって作業効率が一%あがるならば10枚買えば10%、100枚買えば100%、もう終わったも同然じゃないか」というコメントがあったが、世の中の物理法則が変わってそうなってしまえばいいのに、と思わずに入られない今日この頃。私は元気です。
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